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テレビ番組出演にあたり

皆様、いつもありがとうございます。

先日のテレビ朝日「Oh!どや顔サミット」というバラエティ番組にて、
私が芸能人の方の箸の持ち方にコメントし、正誤をつける内容で出演いたしました。

実は、オンエア前からスタジオの評判がよく、放映前から次回が決定いたしました!
とても嬉しいです。

それだけ、箸に注目いただく機会が多いということですもの。意味があるある。

ただ、今回の出演にあたり、私は少しばかり覚悟して望みました。

弊協会としても、それを書いたほうが良いと判断したため、ここに書くことにします。


そもそも、箸に限らず食べ方を見てその人を批判すること、
人柄や育ち(一般的な表現ですが、この言葉も本当は好きではありません)
をジャッジすること、さらに、そういう人が少なくない現状に「悲しいなあ」と
思っています。

どういった環境、家庭に生まれて育つかは、選ぶことが人間はできません。
ご縁があった与えられた環境で私たちにできることは
精一杯生きるだけです。

そこで、箸づかいをジャッジすることに私は抵抗があります。それは今後もずっとでしょう。

それでも、箸は大切。

なぜなら、日本にとって、「箸」は単なる道具ではないからです。
この2本の棒に、精神性を込める稀有な国なのです。
沢山の「大切」を込めております。

だからこそ、箸マナーは今こそ、そしてこれからも大切だと思っています。

もともと箸は日本にとって「神器」です。
そのため、古の時代から、祭り事に用いており、ひとつひとつ細かないわれを持っています。

箸づかいに、
「万物を大切にしなさい、そのように食べなさい」
そのほか、箸に生き方を説いたと私は思っています。

ですので、昔から「箸は人柄」「箸は人なり」などという言葉もあります。

昔は、箸に魂が宿ると信じられていました。

もともと、自分用の箸をもち、所有性があるのも日本だけなのです。


しかし、何でも食べられる現代は、箸などきちんと持てなくてもいいではないか!という考える人もいます。

私も、無類のパン好きですし、箸以外の国の料理もダイすきです。
でも、単においしいものを食べられたら良いかというと、食はそうではない大切が
沢山あり、それらを大事に次世代に繋げてきたのが、日本なのです。

箸を正しくもつことは、見かけがみっともないとか、見栄えがするとかの問題だけでなく、
日本らしい心、感謝して丁寧に、自分のいのちを守ってくれる食べ物に向き合うこと、
食器も、料理を作った人にも、土から、水から、太陽から、もちろん食材から、
全てに感謝し、向き合い、きちんと問いかけて、大切にいただくこと、
そういった日本人がもっていた食べ方の心を失うことに私は危機感があり、
箸の持ち方を大切に思い、活動してきました。


今回の番組に出演させていただくにあたり、上記考え(もっとあるけれど書ききれません)
のもと、人の食べ方を批判したり、辛辣なコメントをすることに抵抗がありました。

とても。とても。

そもそも逆の気持ちからマナーを教え始めたのですもの。

そもそも、私が箸に注目し、教え始めたのは、親から、いいえ、先祖代々からの教育が根底にありました。

たまたまお伝えする環境にあるのなら、何か役目もあるかもしれないなあ、
ジャッジする人が少なくなるようになるといいなあ、と思って教え始めたのが、
もうはるか昔です。

でも、箸に注目していない方も、箸は持てなくてもいいと思っている方も大勢いる現在で、
ちょっとでも気にしてくれる人が出たら、それだけで、私は参加させていただく
意味があるなあと思いました。

テレビとしてのテレビならではの特性があり、それもバラエティ番組。
バラエティ番組として、参加する一員として役割をもって参加しようと。

ですので、箸の持ち方をどこまで正誤するか、など諸々は、腹をくくって臨みました!

人の食べ方にきつい言い方やその人の環境など言及したのは、生まれて初めてです。
「何かクレーム来たら、番組側から要求されたと言って結構ですよ」と、
制作側の方がおっしゃってくださったのですが、そんな、言い訳なんてしませんよ~。
でも、みなさん、本当に良い方、感謝です。

案の定、「なんだ!あの女は!」といった身元をきちんと書かない人からのメールきましたが、
めげませんよ~!正直、ちょっとへこんだけど(笑)。

是非、皆様、箸文化の講演、執筆しているので、機会があれば、
目にとめていただければとおもいます。

箸!奥深いんですよ~。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。


指が痛くなってきたので、一旦終わります。
見直しもしないで公開します。

つづきます。

小倉朋子
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日本は世界で唯一、箸だけで食事を完結させる国。
だからこそ日本独特の繊細な食文化や、他者を尊ぶ謙虚な心は、たった2本の棒――箸とともにあったのです。
すべての日本人が正しく美しい箸づかいを身につけ、良き“日本の心”を取り戻し、後世まで伝えていく。
それが私たち「日本箸文化協会」の目的です。

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